自分でできる成年後見(制度を取り巻く課題)

 今日の午前、家裁の担当者から申立人である母に電話が来た。御用納めの日なので、こちらから現状を聞こうと思っていたところだった。

 当初は、補助相当ということで申立をしたが、実際に本人の生活状況などを担当の方が調べた結果、補助よりも重い補佐相当とのことで、その申立てを行うには鑑定を受ける必要があるとのことだった。

 リンクのページに書かれているが、補助であれば鑑定が不要の場合があるのだが、補佐以上は鑑定が必須のようだ。鑑定料は一人10万円ほどかかる。

 家裁の担当者が、診断書を作成してもらった精神科の医師に鑑定を依頼してみたが、理由は分からないが断られたとのこと。申立書作成の際に、その医師に鑑定をお願いして承諾をもらっていたのに、、、。こんなことでいいのだろうか?何かおかしい。日本には成年後見の潜在的な対象者がたくさんいて、その対象者への制度の利用が立ち遅れているというのに。この国は本当に病んでいる。

 でも、本人やその家族を思うと嫌々と診てもらってもぜんぜんありがたくないし、今は一日も早く審判が終わるようにするほうが大事だと思い、家裁の担当者に別の病院を紹介してもらうことになった。

 今年はここまでで、続きは年明けとなった。